『表皮と真皮』

肌(皮膚)は薄い1枚の膜で出来ているように見えますが、大きく見ると上から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つの層から出来ているのです。
この3つの層の中でスキンケアに特に関係があるのが、「表皮」と「真皮」です。表皮と真皮を知ることから始めましょう!
まず「表皮」ですが、表皮の主な働きは保護作用です。肌を通して体内へ入ってこようとする刺激や異物を表皮でシャットアウトします。またそれだけでなく体内の水分が蒸発するのを防ぎ、肌のうるおいを保つ働きもしているのです。
つぎに「真皮」ですが、真皮の主な働きは肌のハリや弾力を保つことです。ふっくらとしたクッションのような肌を作るのですが、年齢を重ねるとともに真皮の働きは低下してしまい肌を支えることが出来なくなってしまうのです。
これがシワやたるみの原因となってくるのです。
このように表皮は外から守る、真皮中はから支えると、働きが違うもののあなたの肌を毎日健康に美しく保つ働きを持っています。表皮と真皮は合わせても約2oほどの薄さで、洗顔や化粧水などでお手入れをするときに「やさしく」というのは、この薄い膜を傷つけないようにするためですね。